「抑えている者」が何かについての推察(のちに不法の者が現われる)
イエスの再臨に関してパウロがテサロニケの信者に説明している言葉で、まず不法の者が現われてから「主の日」が来ることを述べています。「今のところ抑えている者」の意味がわたしたちには何を指しているのか分かりません。分からないのですが、一般に「聖霊」、「人間の政府」と2説あるらしいのですが、わたしは違う説を考えています。あくまで、そう考えれるということです。
この世界は、火で焼かれるために保たれている。いつまでか?神のしもべたちの額に印を押すことが完了するまで。どういう状況か?四人の御使いが地の四隅に立って完了の合図を待っている。完了したら風を解き放つ。この時点で、「抑えている者が、取り除かれる」そして不法の者が現われる。
今の天と地は、同じみことばによって、火に焼かれるためにとっておかれ、不敬虔な者どものさばきと滅びの日まで、保たれているのです。(ペテロの第二3:7)
どのように保たれているか?神のしもべたちの額に印を押してしまう間、四人の御使いが風を止めている。
四人の御使いが地の四隅に立って、地の四方の風を堅く押え、地にも海にもどんな木にも、吹きつけないようにしていた。(黙示録7:1 )
私たちが神のしもべたちの額に印を押してしまうまで、地にも海にも木にも害を与えてはいけない。(黙示録7:3)
今のところ抑えている者が、取り除かれるまでのことです。それは、定められた時に彼が現れるためなのです。(テサロニケの信徒への手紙 2:6)
神の印の終了(救われる人たちが決定。144000人 象徴数):恐らく全時代の聖徒たちに印がつけられている。
神の印を押し終え完了することによって、救われるべき者たちの数が満ちる。
あなたがたを聖なる者とする“霊”の力と、真理に対するあなたがたの信仰とによって、神はあなた
がたを、救われるべき者の初穂としてお選びになった。(テサロニケの信徒への手紙2 2:13)
神は救われるべき者の初穂を「印を押すこと」で選んでおられる。
福音宣教の終了がある: 新しく救われる者たちがもういない状態になるため。
ここで四人の御使いが地の四隅から風を解き放つ。(抑えている者が取り除かれる)。
「定められた時が来る。」
不法の者が現われる: 彼は自らを神と宣言する。
獣の刻印時代: 人類の悪が最高潮になる。殉教者たちが出る。
神の民が大バビロンから出た後、大バビロンの滅びとそれに続いて天変地異がある。
キリストの空中顕現:信者たちが救出される。第一の復活と呼ぶ。新しい体を受け、空中で主と出会う。まず、主にある死者が復活(キリスト以前の聖徒と以後の聖徒)し、次に、地上にいる大群衆(144000人 象徴数)の携挙がある。携挙は、御使いによって天にある者と地にある者が集められる。
その後、天でキリストと花嫁の婚姻がおこなわれる。
キリストの地上再臨(主の日):天にある聖徒たち(軍勢)と共に地上に来られる。
神の怒り:ハルマゲドンの戦い。悪の世の滅び。今の天と地は火で焼かれる。天の鳥たちが死体を食べる。しかし、神の憐れみにより、一部の諸国民が地上に生き残る。
千年統治が始まる:千年後、悪魔が解き放たれ、惑わされた諸国民たちと共に悪魔は滅ぼされる。
白い御座での最後の審判:命の書に名が書かれている者は救われ、それ以外の者はゲヘナへ行く。
新天新地:神が選ばれた民と共におられる。すべての災いが過ぎ去り、至福の時が永遠に続く。