フツーの自己啓発

汎用性と再現性とその他

分かりにくいパウロの教え

もし肉に従って生きるなら、あなたがたは死ぬのです。しかし、もし御霊によって、からだの行いを殺すなら、あなたがたは生きるのです。 新改訳

なぜなら、もし、肉に従って生きるなら、あなたがたは死ぬ外はないからである。しかし、霊によってからだの働きを殺すなら、あなたがたは生きるであろう。 口語訳

 

もしあなた達が肉によって生きれば、かならず死ぬからである。しかしもし(霊によって生き、)霊をもって体の働き[肉の行い]を殺せば、(永遠に)生きる。 塚本訳

 

あなた方が肉によって生きるなら、死にましょう。霊で体のはたらきを殺すなら生きましょう。

前田訳

 

肉に従って生きるなら、あなたがたは死にます。しかし、霊によって体の仕業を絶つならば、あなたがたは生きます。 新共同訳

 

 

For if you live according to the sinful nature, you will die; but if by the Spirit you put to death the misdeeds of the body, you will live, NIV

 

(ローマ8:13)

 

 

上記の「御霊によってからだ(肉)の行いを殺すなら・・・。」この表現には人間の努力が感じられる。「からだの行いを殺すなら」と言う表現が自分の力でやるような誤解を与える。

 

 

しかし、同じ意味でこういう表現なら分かりやすいと思うのですが、どうでしょう。

 

御霊(神の永遠の愛:真の満たし)から離れたくないゆえに、肉(からだによる偽の満たし)をゴミ同然に捨てるなら、あなたがたは生きる。この表現なら自分の力でやるというイメージがない。

 

聖書の表現としては簡潔ではないのですが、神の愛から離れたくない。だから信仰による選択として肉(からだによる偽の満たし)の方を捨てる。そうすればあなた方は生きる。

 

これなら、意味が分かりやすく、アーメンとなるのでは。

 

もっとも、キリストの霊をもっている人にとっては、なにも難しくはないのです。もっていない人にとってはまさに、絶望的な教えです。恐らく、一度、絶望体験をさせ、神を真剣に求めさせるという意図が背後に隠されているような気がします。誰だって最初は、肉に従って生きていたからです。あきらめたら、あなた方は死にます。霊で体のはたらきを殺すならあなた方は生きます。

 

エスさまは「愛の内に留まりなさい」と教えました。御霊の中に留まれということです。同じ意味です。

 

アーメン。