フツーの自己啓発

汎用性と再現性とその他

マタイによる福音書1章1節から17節にある系図について 確かめてみました

マタイによる福音書1章17節に
「こうして、全部合わせると、アブラハムからダビデまで十四代ダビデからバビロンへの移住まで十四代、バビロンへ移されてからキリストまでが十四代である」と書いてあります。(新共同訳)
十四代十四代十四代、14という数字が3つ並んでいます。文章をよく読むと最初のグループの初めの人物はアブラハムからダビデまでで以下のようになります。
アブラハム、イサク、ヤコブ、ユダ、ペレツ、ヘツロン、アラム、アミナダブ、ナフション、サルモン、ボアズ、オベド、エッサイ、ダビデ」 人物を数えると14人います。
次のグループは初めの人物はダビデから数えてバビロンの移住までとありますので、
ダビデ、ソロモン、レハブアム、アビヤ、アサ、ヨシャファト、ヨラム、ウジヤ、ヨタム、アハズ、ヒゼキヤ、マナセ、アモス、ヨシヤ」 人物を数えると14人います。
最後のグループはバビロンへ移されてからキリストまでと書いてありますので、(マタイ1章12節)
「エコンヤ、シャルティエル、ゼルバベル、アビウド、エリアキム、アゾル、サドク、アキム、エリウド、エレアザル、マタン、ヤコブ、ヨセフ、イエス」 人物を数えると14人います。
つまり間違いなく、十四代十四代十四代でした。
何故、今回こんな細かいことを書いたかというと、ネット上で気になることを言っている人がいたからです。
こんなことを言っていました。
「ヴァチカンが認めている聖書の間違いとは、ヴァチカン放送(短波で放送)で聞いたのですが、マタイによる福音書の1章1節から始まる イエス・キリストの系図に間違いがあると言っておりました。」というもので、以下のように数えておりました。

アブラハム(1)イサク(2)ヤコブ(3)ユダ(4) ペレツ(5)ヘツロン(6)アラム(7)アミナダブ(8)ナフション(9)サルモン(10)ボアズ(11)オベド(12)エッサイ(13)ダビデ(14)」ソロモン(15)レハブアム(16)アビヤ(17)アサ(18)ヨシャファト(19)ヨラム(20)ウジヤ(21)ヨタム(22)アハズ(23)ヒゼキヤ(24)マナセ(25)アモス(26)ヨシヤ(27)エコンヤ(28)シャルティエル(29)ゼルバベル(30)アビウド(31)エリアキム(32)アゾル(33)サドク(34)アキム(35)エリウド(36)エリアザル(37)マタン(38)ヤコブ(39)ヨセフ(40)イエス・キリスト(41)です。
41人しかいません。よってバビロンへ移されてからキリストまでが十四代である。のは間違いとなります。

しかし、文章をよく読むと真ん中の、第二グループは、ダビデからバビロンへの移住まで十四代と書いてあるので、この「ダビデ」を入れない数え方をしたための数え間違いであることが分かります。
ヴァチカンが認めているヴァチカン放送(短波で放送)を私個人は聞いていないので、そんな内容の放送が実際にあったかどうかの真偽は分かりませんが、正確に数えることで、間違いなく、十四代十四代十四代であることを確かめてみました。