将棋ソフトに「ボナンザ」がある。ボナンザは人間の棋力でいえば五〜六段といったところか。
将棋道場で四段で指している私も平手で1回しか勝てたことはない。人間の五段と指したら、
もっと勝率がいいので、六段くらいあるかも知れない。
将棋ソフト同士の戦いも「ボナンザ」がダントツだ。
激指し、柿の木、東大、AI将棋とさまざまある。
将棋ソフトで「ボナンザ」が一番強い。
人間では、考えつかない、早い時期での桂馬飛びなど、一見ヘボのようで実はヘボではない。
何せ、六段はあるのだから。
何故、この局面で桂馬を飛ばすのかはコンピュータならでは手の打ち方かも知れない。
物事を順序立てて考えるための訓練として将棋はお勧めだ。
現状をみて未来に対処するために、何らかの手を打つ。
相手の行動に応じてこちらの打つ手を変える。未来を予想して最善手を考える。
手を打つ時は、AかBか、どちらか一方に必ず物事が進むように行動する。
飛車や角を使う時は、どちらか一方へ進めるところを探して駒を置く。
将棋の場合、人生と違って繰り返しがきく。
負けても、そのやり方を変えれば、結果が変わる(つまり勝つことが出来る)ことを将棋から学べる。
また、強くなりたければ、自分より2ランク上の人と将棋を指し、負け続けることによって強くなり、その結果、自分も成長していけることを学べる。
将棋は頭を活性化させるだけではなく、
人生においても、その考え方を応用することが出来る。